北朝鮮はトランプ大統領を「利用」しかねない トップ会談に対して米有力議員から警戒の声
ポンペオ長官は、CBSの「フェイス・ザ・ネーション」で、「トランプ政権は油断せず監視し続け、この会話が続く間中、北朝鮮へ圧力をかけ続けるでしょう」と語った。
米国は、「目に余る」人権侵害に対し、10月に北朝鮮の個人や団体に対する制裁を課し、2月にはさらなる制裁を加えた。
先週、6人の共和党上院議員は、「凶悪な政権」に圧力をかけ続けるという計画の共有を要請する手紙をトランプ大統領に送った。その1人、共和党のコリー・ガードナー氏は、11日、CBSに「会談を行う前に北朝鮮の具体的な措置を確認することが重要です。この会談の後は、外交的選択が狭まるでしょう」と語った。
マヌーチン財務長官はNBCの「ミート・ザ・プレス」に出演し、トランプ大統領が北朝鮮の核兵器保有を食い止めるために十分に外交を行っていないという批判に対し、「大統領は会談の場に立ち、取引できるかどうかを見極めるのです」と語った。
「テレビ受けするのは確実」
ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長はCNNの「Fareed Zakaria GPS」で、特に解決困難な地政学的問題において、どの米国大統領も実現できなかったことを行うという可能性はトランプ大統領にとって非常に魅力的なものだったと述べた。
「両国トップの会談は初めてのことであり、テレビ受けするのは確実。明らかにトランプ大統領は実現させたいと考えている。しかし、それは実現するという意味ではない」とブレマー氏は語った。
(執筆:Doina ChiacuとPete Schroederによるリポート、追加執筆:ソウルのChristine Kimと北京のBen Blanchard、編集:Caren Bohan、Jeffrey Benkoe、Richard Chang)
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