米ツイッターが10億ドルのIPO申請

SEC提出文書で業績初開示

10月3日、米短文投稿サイト運営大手ツイッターが新規株式公開(IPO)で最大10億ドルの調達を目指していることが、証券取引委員会(SEC)へ提出した文書で明らかになった。8月撮影(2013年 ロイター/Dado Ruvic)

[サンフランシスコ 3日 ロイター] - 米短文投稿サイト運営大手ツイッターが新規株式公開(IPO)で10億ドルの調達を目指していることが3日、証券取引委員会(SEC)へ提出した文書で明らかになった。

シリコンバレー関連企業のIPOの規模としては2012年のフェイスブック以来の大きさとなる。

サービス開始から約8年となるツイッターは、今回の提出文書で業績を初めて開示した。それによると、ツイッターの売上高は、2011年の1億0630万ドルから、12年にはほぼ3倍の3億1690万ドルに拡大。このうち約65%はモバイルユーザーから得た。ただ、同社は2010年以来、利益を上げていない。

6月30日までの3カ月間における月間平均のアクティブユーザー数は2億1830万人だった。アクティブユーザーのうち、4分の3がモバイルユーザーとみられるという。

今年上期の売上高は2億5360万ドルだったものの、6930万ドルの損失を計上した。

ツイッターは文書の中で「売り上げの大部分を広告が占めており、広告収入の減少はわれわれの事業を損なう可能性がある」と説明。売り上げの87%強を広告収入が占めるとして、収益構造に注意を促している。

ユーザー基盤は着実に拡大しているものの、広告単価は過去5四半期に下落していると警告。ただ、サービスを急速に拡大するための意図的かつ長期的な努力による結果だと説明した。

また、こうした戦略がより多くの広告主、特に中小企業や外国企業を引きつけており、売り上げは伸びていると指摘した。

ティッカーシンボルは「TWTR.」となる。ただ、上場先はニューヨーク証券取引所なのか、ナスダック市場なのか明らかにしていない。

ツイッターの提出文書には、フェイスブックやグーグルといったこれまでのインターネット企業と違って、創業者の書簡が添付されていない。とはいえ、「@twitter,」からのショートメッセージの中で、ツイッターは「障壁なしにアイデアや情報をすぐに生み出し、共有する力」を全ての人に与えることが使命だと説明。「自由かつグローバルな会話を損なうことなく、向上させるような方法により、われわれの事業や売上高は常にその使命に従うだろう」と指摘した。

*内容を追加します。

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