なぜ「離婚男性」の病気死亡率が高いのか

糖尿病で妻帯者の12倍、死別者よりも高水準

かつて、茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体という記事で、20~50代の未婚者では男性が女性より約300万人多い事実を書きましたが、死別・離別によるソロ人口は逆に女性のほうが多いというのが実情です。45~64歳の年齢層でも死別・離別者は100万人以上も女性のほうが多く、未婚女性より死別・離別による独身女性のほうが上回ります。

これは、未婚男が割を食う「バツあり男」の再婚事情にも書きましたが、男性のほうが再婚する数が多く、女性は死別・離別でソロに戻ったあともそのまま独身を貫く傾向が高いというのも要因の1つです。しかし、男性の死別・離別者が女性に比べて極端に少ないのはそれだけではありません。そもそも一度結婚して、ソロに戻った男性の場合、死亡する率も高いことがわかりました。45~64歳の年齢層に限定してその内容をご紹介していきます。

2016年厚労省「人口動態調査」によれば、2015~2016年の1年間で再婚した45~64歳の男性の人数は、約2万8000人、女性は約1万8000人ですから、男性のほうがやはり1万人も多く再婚しています。一方、同じ年齢層でその1年間で死亡した独身男性の数を見ると約3万9000人。再婚数よりも死亡数のほうが1万人も多い。さらに、独身女性の死亡者は約1万4000人ですから、男のほうが3倍近く死亡しているということになります。

いったい、彼らの死亡原因とは何でしょうか?

離別男性の糖尿病死亡率は既婚男性の12倍

2016年人口動態調査データの中から、「15歳以上の性・年齢・配偶関係・死因(選択死因分類)別死亡数」より男性45~64歳の年齢層だけを抽出して見てみます。絶対数で比べると有配偶者がいちばん多くなってしまうので、未婚・死別・離別それぞれの配偶関係において有配偶者とどれくらい違いがあるのかを比較してみます。有配偶者1000人当たりの死亡率を100として、未婚・死別・離別のそれぞれで病気罹患による死亡率がどれくらい違うのかを比較一覧にしたグラフがこちらです。

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