ビットコイン、NY市場で一時1万ドル割れ 規制めぐる懸念が続き10%超の下落

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 1月17日、ニューヨーク外為市場で、ユーロが下落。写真はフランクフルトのECB本店、2016年3月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、ユーロが下落。欧州中央銀行(ECB)当局者がユーロ高に懸念を表明する中、対ドルで一時つけていた3年ぶり高値から下落した。

過去4営業日下落していたドルはこの日、安定した値動きだった。また、カナダドルが一時弱含んだこともドルを支えた。

ただ、各国主要中銀も緩和策解除に向かう中、市場参加者の間からは「ドルに対するセンチメントはなお弱気となっている」との指摘が聞かれた。

終盤の取引で、ユーロ/ドル<EUR=>は0.29%安の1.2223ドル。一時、3年ぶり高値となる1.2322ドルをつける場面もあった。

ユーロは年初以降過去2週間で3%超上昇。こうした中、ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁はこの日、最近のユーロ/ドル相場の上昇について「有益ではない」との認識を示した。ECBのコンスタンシオ副総裁はイタリア紙とのインタビューで、「非常に緩和的な」金融政策が長期間続く可能性を排除しないと述べた。

RBCキャピタル・マーケッツの為替ストラテジスト、アダム・コール氏は「ユーロ高はECBにとり懸念材料となっており、政策決定を複雑化させることになるだろう」とし、一部では最近の上昇を受け利食い売りが出ていることも指摘した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.26%の90.629。一時、3年ぶり安値となる90.113をつけていた。

カナダドルは米ドルに対し0.17%上昇。カナダ銀行(中銀)はこの日予想通り追加利上げを実施。ただ、緩和は依然必要とし、慎重なトーンを示したことで、カナダドルは一時下落した。

規制を巡る懸念が続く中、仮想通貨ビットコイン<BTC=BTSP>は10%超下落し、昨年12月1日以来初めて1万ドルを割り込んだ。

ドル/円 NY終値 111.28/111.29

始値 110.73

高値 111.34

安値 110.60

ユーロ/ドル NY終値 1.2184/1.2187

始値 1.2205

高値 1.2287

安値 1.2178

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