そのオッサンが、このサイトで次から次へと美女と出会えることができた秘訣はただひとつ。返信率の低さにもめげず、なりふり構わず、「メールを出し続けること」。こんな簡単なことで、実に多くの成果を得ていたというわけです。
今の若い男子は素直さという利点がある一方、貧欲さに欠けると言われています。私が同じ年頃のときには、「いい車に乗りたい」とか、「クリスマスは高級レストランやホテルを予約」など、モテるために必死になったものですが、彼らにしたら、「面倒くせー」なんだそうです。
こと恋愛に限ってみると、オジサン世代には絶好のチャンスといえますが、今後の日本の行く末を考えると嘆かわしいことと思います。失敗も含めて「経験」することは貴重なチャンス。そのチャンスを多く手にしているのは若者の特権です。年を取れば取るほど選択肢は狭まり、一つひとつ可能性を手放していかなければいけないわけですから。
包容力とは、僭越ながら私の定義では、①相手の意見や価値観を丸ごと受け止めて、②必要とあらば、適切なアドバイスを相手に提示できる能力のことです。
さまざまな経験を積み重ねれば、①の相手を受け止める力は高まります。なぜなら、他者の多様な価値観を理解する感性のレセプターが増えるからです。そして数だけでなく質も重要。具体的には、困難な状況に逃げずに向きあった体験が、②のアドバイスに説得力を与えるからです。
だから、“若いうちの苦労は買ってでもしろ”は金言です。いえ、年を取っても経験は買ってでもしろ、です。なぜなら人は死ぬまで学びの徒だと思うからです。
「ねっ、そうですよね? 盛田さん」と問いかけたら、きっと盛田さんは、天国で「おお、それは、いい考えやな」と、笑顔で大きくうなずいてくださることでしょう(後で否定されたりして。苦笑)。
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