女性のハートを射抜くプレイボーイの言葉 絶対に使ってはいけない、危険な口説き文句

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 世の男は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを、分野別に紹介する。

ホメる技術の基本

かつて芸能界ナンバーワンのプレイボーイと呼ばれた、タレントがいました(コラムではAさんと呼びます)

彼の悪魔的なホメ言葉を聞いたとき、「こんなセリフで口説かれたら、どんな女の人でも骨の髄までしゃぶられる……」と、私は背筋が凍る思いがしました。では、そのホメ言葉とは?

大袈裟な前フリですいません。今回は女性のハートを射抜く言葉について取り上げたいと思います。読めば必ず、女性心理の理解にプラスになること請け合い。でも、これから紹介するセリフは、絶対に使わないと約束してください。あくまでも反面教師的に紹介するだけですから……。

(話を戻します…)あるテレビ番組、「芸能人のプライベート公開」というテーマだったと記憶しています。男性アナウンサーと女性アナウンサー、Aさんの3人で対談していたときのことです。男性アナが「うちの加藤アナ(仮名)、どうですかね?」と、世話好きのおばさんが妙齢の独身女性を勧めるような質問をしました。すると、涼しい顔をしてAさんは、

「いやー、ステキだと思いますよ……。うちの母親が加藤さんのこと見たら、『こういう人をお嫁さんにもらいなさいよ』って言うと思いますね」と、さらりと答えたのです。

私はこれを聞いて、なぜ彼が次から次へと女性を籠絡できるのか。その理由がはっきりとわかりました。女性のホメ方があまりにも巧みなのです。女性心理、人間心理のツボをついているのです。

2000万部の大ヒット自己啓発書の著者であるデール・カーネギーは、人の欲求の中で最も強いものは何か?という問いに対し、「自己重要感」だと答えています。カーネギーいわく、「人は深層心理の中で、自分のことを大切だと思っている。だから、その自分を認めて重要だと扱ってほしい。ホメてほしい。と思っている」そうです。

しかしこの「ホメる」というのが難しい。一歩誤ると、「見え透いたウソ」や「浮わついたお世辞」と思われてしまうからです。

このためホメる技術の基本として、ホメ言葉だけでなく、その理由をきちんと相手の心に響かせる必要があるのです。つまり、「ほめ言葉+その理由」です。

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