孫社長が楽天の携帯参入を「歓迎」するワケ

「僕らも10年前は挑戦者だった」

 12月26日、ソフトバンクグループの孫正義社長(写真)は都内で記者団に対して、楽天が携帯電話事業への参入を表明したことについて「新しい刺激があることはいいことだ」と述べ、歓迎の意を表明した。7月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 26日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義社長は26日、都内で記者団に対して、楽天<4755.T>が携帯電話事業への参入を表明したことについて「新しい刺激があることはいいことだ」と述べ、歓迎の意を表明した。

楽天は14日、2019年中に第4世代(4G)携帯電話事業に参入すると発表。1500万人以上の加入者獲得目標を掲げた。

孫社長は「新しい挑戦があって、いろいろな物事が展開する場合がある。僕らも10年前は挑戦者だった。挑戦する意欲が生まれ続けることは大事なことだ」とエールを送った。ただ「われわれも頑張る。まだ挑戦者だ」とも付け加えた。

孫社長は今年を振り返り、「今年はビジョンファンドという形で新しい挑戦をしたが、これからソフトバンクの本当の姿・形が見えてくる」と指摘。来年に向けて「これからが本当の挑戦だ。いままでのソフトバンクはこれからのソフトバンクのための助走に過ぎない、それくらい大きな挑戦をしてきたい」と抱負を語った。

世界引っ張る志を

孫社長はこの日、私財を投じて設立した育英財団の活動報告会に出席した。報告会には支援している若者96人のうち72人が参加。

孫社長は「いま日本の学校教育はみんなが等しく、一緒に手をつないでいくことが素晴らしいと教えられている場合が多いと聞いたが、本当にそれだけでいいのか」と疑問を投げかけ、「自分が1人ででも世界中を引っ張るというくらいの高い志を持ってほしい」と背中を押した。

財団は今年7月に8歳から26歳(年齢は当時)までの96人の支援を決定。選ばれた人は1年間にわたり支援金を受け取れるほか、東京・渋谷の施設を無料で利用することができる。

(志田義寧 編集:吉瀬邦彦)

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