大企業さえ知らない「自動ネット広告」の死角 「トンデモサイト」への掲載はブランド毀損だ
業務委託している広告代理店が、アドネットワークを使用して掲載した。代理店には広告の削除依頼を行う。アドネットワーク広告は、プログラムによって自動で広告枠を買付け、広告掲載をするので、不適切な場所への広告表示を避けるべく、代理店に指示を行ってきた。(コーポレートコミュニケーション室)
指摘されたサイトへの掲載は認識していなかった。今後、対応を検討する。ブランド毀損になりうる不適切サイトへの掲載は対応を講じており、具体的には不適切サイトのURLやキーワードで、配信先から除外している。(広報部メディアリレーション室)
この広告はグーグルによる自動出稿の機能で表示されていると思われるが、同様の問題が海外で発生して以来、広告代理店経由で継続的にチェックをしてきた。そのチェックで検出できていなかったのは遺憾。早急に当該サイトの出稿を停止するよう、代理店経由でグーグルに申し入れる。消費者と当社のブランドを傷つけるようなサイトに自動出稿されないよう、再度確認を徹底し、再発防止に努めていく。(ジャパンコミュニケーション部)
このサイトへの広告出稿は認識していなかった。GDN(グーグル・ディスプレイ・ネットワーク)というバナー広告システムを介して自動的に配信されたものだ。通常はグーグルのアルゴリズムで、問題のある記事との同一画面には配信されないようになっているが、今回はそのアルゴリズムから外れたようだ。グーグルに報告し、改善を依頼した。当該ページへの広告出稿はすでに停止した。(広報部)
このサイトに広告が出稿されていたことは知らなかった。ブランドマネジメント上、問題があるため、経緯を確認して対応を検討する。配信先媒体や配信面の確認など、ブランドセーフティの対策は今後強化していく。(広報部)
ブランド価値の観点で不適切なサイトのブラックリストを作り、広告の配信先から除外している。だが今回は、プラットフォーム(アドネットワーク)が出稿先の内容を非開示としていたので、中身を把握していなかった。指摘を受け、配信除外の要望をする方向。(コーポレートコミュニケーション部)
指摘を受け、このサイトへの広告出稿を認識した。意図した出稿ではないが、問題があると考えるため、このサイトを広告配信のブラックリストに追加した。当社はアダルト、ヘイトスピーチなど、公序良俗に反するブラックリストへの広告配信を禁止している。この方針は、リターゲティング広告であっても変わらない。広告を配信するDSP業者に対しては、アドベリフィケーションツールを必ず使用するよう求めてきた。(広報IR室)
このサイトに広告が掲載されたことで当社のブランド力が低下するかどうかは、正直なところ影響を測りきれない。とはいえ、このようなサイトへの広告掲載は当然ながら避けるべき。今後は信頼できるサイトに限定して出稿する。ネット広告についてはブランドマネジメントに関する対策は特に講じられていなかったというのが現状。(広報室)
まずは事実調査を早急に行う。調査結果をもとに、具体的な対策について迅速に代理店と検討していく。(広報部)
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