ソニー、レンズ型カメラを日本で投入 スマホ市場での存在感をアピール
[東京 12日 ロイター] - ソニー<6758.T>は12日、スマートフォン(スマホ)に装着するレンズ型カメラ2機種を国内で10月25日に発売すると発表した。欧州で9月16日から、米国でも近く発売を予定。スマホに押されて減少傾向にあるコンパクトデジタルカメラ販売の活性化を図っていく。
レンズ型カメラは、ドイツで開催した家電見本市「IFA」で発表した。有効2020万画素・光学10倍ズームで高画質タイプの「DSC―QX100」は5万5000円、有効1820万画素・光学50倍ズームで高倍率の「DSC―QX10」は2万5000円を想定。
スマホをボディ部分に見立てて、光学ズームレンズカメラのような形態で撮影できる。スマホユーザーに対し、スマホではできない高画質・高倍率の撮影ニーズに応えるねらいで開発した。
ソニーの「エクスペリア」だけでなく、サムスン電子<005930.KS>の「ギャラクシー」やアップル
サムスン電子の「ギャラクシーズーム」など、光学ズームレンズを搭載したスマホについては「レンズスタイルカメラは自分のスマホで使える機器なので、競合するとは考えていない」(玉川氏)という。
ソニーの今期のデジカメの販売台数は1250万台(前年同期は1700万台)。年末商戦にレンズ型カメラを投入し、スマホ市場での存在感をアピールする構え。
(ロイターニュース 村井令二)
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