仮想通貨を基礎から知る「7つの質問&回答」

ビットコインは11月に再分裂の可能性も

質問4 2014年に世界最大規模の取引所であるマウントゴックスが破綻したが、もし再び取引所が破綻しても、大丈夫なのか?

現在は金融庁が監督官庁である。取引所は登録制の下、分別保管などルールを遵守したうえで、仮想通貨交換業を展開することになっている(注意:各取引所は9月末までの登録を目指している)。「破綻がない」とは言えないものの、投資家保護の施策は2014年当時と比べれば、一定程度は進んだ。

質問5 ビットコインは、どのようなときに上昇するのか?

2008年のリーマンショック後、欧州で債務問題が起こった際、債券など国の信用度合いとは関係がなく、決済などの面で使い勝手もいいビットコインに資金が流入する場面がみられた。既存通貨(ドルやユーロ、人民元など)への信頼が低下した際、資金が流入するようなケースが多い。

短期的には10万円幅で大きく調整

質問6 ビットコインの価格は非常に値動きが荒いと聞いたが?

今年の価格動向に関しては以下のとおりだ。2017年のビットコイン価格の変化はすさまじい。

1月1日(仮想通貨市場は24時間、365日取引可能)の始値が1単位あたり11万5100円(フィスコ仮想通貨取引所の価格)。3月までは10万円から15万円でのモミ合いとなっていたが、4月以降、価格はじりじりと上昇。5月末から6月に乱高下した後、8月の分裂騒動を経て、9月2日には史上最高値56万5935円(同取引所の価格)をつけている。チャートで確認すると、絵に描いたような上昇トレンドを形成。ただ、下値を切り上げてはいるものの、短期的には10万円幅で大きく調整する場面が頻繁に見られる。

7月中旬にビットコインが急落したのは分裂騒動が原因だ。この騒動をシンプルにまとめると、ビットコインの運営(主に手数料)をめぐる派閥争いだったといえよう。事業者が自分に有利な運営を推し進めたかったことで議論は平行線をたどった。結局、折衷案に落ち着いたものの、我慢できなかった一部の事業者が独自コインである「ビットコイン・キャッシュ」を誕生させたわけだ。

結局、ビットコインも新しく誕生したビットコイン・キャッシュも価格が上昇したことから投資家サイドからすると一見問題がなかったように見えるが、これは「結果オーライ」なだけで、今回の騒動で投資家(ユーザー)は蚊帳の外だった。今後、再び分裂する際は、ユーザーサイドへの配慮などが大きな課題となりそうだ。

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