日経平均は反発、終値で2週間ぶりの高値水準 ソニーが一段高、東証1部の売買代金で首位
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発。終値で1万9500円を回復し、8月17日以来約2週間ぶりの高値水準となった。前日の米株は小幅上昇、為替も1ドル109円台後半と円高が一服し、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。北朝鮮情勢を巡る過度な懸念が後退したことも安心感となった。
TOPIXも反発。セクター別では海運が上昇率のトップ。倉庫・運輸、水産・農林がこれに続いた。半面、非鉄金属、鉱業などが弱含んだ。
JPX日経400<.JPXNK400>の銘柄入れ替えに伴う売買で東証1部の売買代金は2兆2247億円と15日以来の高水準となった。新規に採用されるソニー<6758.T>が後場一段高、東証1部の売買代金ランキングのトップとなった。
野村証券エクイティ・マーケットアナリストの佐藤雅彦氏は「テクニカル指標面でも割安感が高まっており、水準的にもうそろそろ戻ってもおかしくはない。高配当のバリュー株を中心に押し目買いが入っている」と話していた。
個別銘柄では、フォスター電機<6794.T>、TDK<6762.T>、日東電工<6988.T>など米アップル<AAPL.O>関連株がしっかり。同社株は29日に最高値を更新した。アップルが9月12日に新製品発表会を開くと報じられ、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルを発表するとみられる。関連株にも新製品への期待で買いが入った。
半面、グリー<3632.T>、gumi<3903.T>、KLab<3656.T>などゲーム関連株が軒並み下落。市場では「材料出尽くしや利益確定売りで全般的に軟調。大型株が堅調な半面、ポジション調整の動きもある」(国内証券)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1357銘柄に対し、値下がりが540銘柄、変わらずが126銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 19506.54 +143.99
寄り付き 19480.98
安値/高値 19435.1─19538.23
TOPIX<.TOPX>
終値 1607.65+9.89
寄り付き 1606.15
安値/高値 1601.14─1611.66
東証出来高(万株) 170530
東証売買代金(億円) 22247.19
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