安倍首相「ミサイル発射させないことが重要」 対北朝鮮でトランプ氏との電話会談後に語る

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 8月15日、安倍晋三首相とトランプ米大統領は日本時間午前、北朝鮮情勢を巡って電話会談した。写真は安倍首相。都内で3日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-hoon)

[東京 15日 ロイター] - 安倍晋三首相とトランプ米大統領は日本時間15日午前、北朝鮮情勢を巡って電話会談した。安倍首相は会談終了後、記者団に対し「何よりも北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが最も重要との認識で一致した」と強調。北朝鮮によるグアム周辺へのミサイル発射予告は「地域の緊張状態をかつてなく高めている」と非難した。

「対話のための対話には意味がない」

外務省幹部によると、電話会談は午前10時27分から30分間行われた。安倍首相は会談で、同盟国の安全に対する米国のコミットメントを高く評価した。トランプ米大統領からは、北朝鮮のミサイル発射予告について強い懸念が示されたという。

両首脳はまた、「対話のための対話には意味がなく、国際社会で一致して圧力を強めるべき」(外務省幹部)との認識を共有。中国とロシアの役割が重要であることを再確認した。

日米両政府は、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議(2プラス2)を17日にワシントンで開く。安倍首相から協議そのものに関する言及はあったものの、内容についてのやり取りはなかった。

実際に北朝鮮がミサイルを発射した場合の具体的な対応策についても、議論はなかったという。

(梅川崇、田巻一彦 編集:山川薫)

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