有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #週刊東洋経済(政治・経済)

老朽マンション、建て替えタダは都市伝説だ ローンが組めず資金が捻出できない高齢者も

4分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

東京都が1953年に分譲した日本初のマンション「宮益坂ビルディング」(渋谷区)も排水管やエレベーターなど設備の老朽化を受けて、6月に建て替え工事が始まった。建て替えが必要なマンションは今後ますます増えそうだ。

だが、国土交通省によると、これまでに建て替えに至った例は、予定も含めて252件にとどまる。

障害となっているのは住民の経済的負担だ。解体費や建築費は原則、区分所有者が負担する。一般的に各戸で1000万円単位の資金が必要になる。老朽マンションの住民は高齢者が多く、住宅ローンを組むことが難しい。建て替えには区分所有者の5分の4以上の賛成が必要になるが、資金の捻出が難しい住民も少なくないため、合意形成のハードルが高い。

タダで建て替えられるという都市伝説

日本初のマンション「宮益坂ビルディング」は6月に建て替え工事が始まった(写真:旭化成不動産レジデンス)

これまでに建て替えが実現したマンションは、容積率に余裕があり住戸数が大幅に増えるケースが多かった。新たに分譲する住戸の売却資金を建て替え費用に充てることで、住民負担を減らせるからだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数