女子アナ→芸者→市議、42歳妻の曲折人生

自由すぎる夫に付いていったらこうなった

「最初は本当につらかったですよね。これ続けるの? っていう感じで煩悶(悩み苦しむ)の毎日。いいの? これでって。鏡見て嫌だよって思うけど、もうその1分後にはリングに上がらなくてはいけなくて」(ひろ子さん)

しかし、ひろ子さんの思いとは逆に、芸者ガールは、全米で人気爆発! アメリカの有名な週刊誌『ニューズウイーク』の「世界が尊敬する日本人」という特集に取り上げられるまでに。すると、ひろ子さんの気持ちに、少しずつ変化が。

「いろんなところに自分の居場所ができてきて、この生活で永遠に生きていけたらいいなっていう風に、私自身もなっていたし、このままいてもいいかなと」(ひろ子さん)

しかし、そう思い始めていた矢先、自由すぎる夫が、またまたこんな事を言い出した、「俺、もう海外飽きちゃった!」。

「彼、本当に、なんなんですかね? 何でココから帰らないといけないの? お皿が飛ぶようなケンカ!」(ひろ子さん)

この時もひろ子さんは、懸命の説得を試みたが、結局2010年、2人で日本に帰国。当時の日本のプロレス界は冬の時代と呼ばれ夫の仕事は、ごくわずか。生活費はひろ子さんが、アナウンサー時代のツテを頼りリポーターの仕事などで稼ぐ苦しい生活となった。

夫の身勝手が初めて奏功!?あこがれの政治家へ!

帰国して2年目、2人には待望の長男・方祥(ほうしょう)くんが誕生。子どもも授かり、これまで以上に大変になると、妻が覚悟を決めた頃、自由すぎる夫が、またしてもこんなことを言い始めた。「俺、政治家に誘われてるんだよね」。

明治大学の先輩だった、ある政治家が健三さんの知名度に目をつけ市議会議員への立候補を打診してきたのだ。後日、その先輩との話し合いには、ひろ子さんも夫の答えを知らないまま同席した。すると、意外にも自分は政治家に向いていないと夫は断りを入れる。それだけではなかった。

「僕なんかより、向いている人物がいます……彼女です!」(健三さん)

「え!?」(ひろ子さん)

自由すぎる夫は、なんと、自分ではなく妻のひろ子さんを推薦したのだ。これまで、夫の一方的な思い付きに、さんざん振り回されて来た、ひろ子さん。だが、今回は違った。

「私アナウンサーの時から、政治にすごく興味があってやりたいなって内心では思っていました。最後『おまえやれよ』って言われたときにそれだけは『やる』『いいの?』って言いました」(ひろ子さん)

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