「妻・夫の良さが思い出せない」という悲劇 マンガで解決策を考えてみた

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ママ会、パパ会の有効利用で「戦争回避」

ちなみに、この連載の担当編集さん(30代女性、共働き、子ども2人)は、ママ友たちとの宴会でよく「夫のいいところについて話す」そうです。周りのママたちがそういう話題を振って来る人が多いので結果的にそうなるのだとか。す、すごい!

私はそんな品のいいママ会にはほとんど縁がないですが(むしろ圧倒的に逆が多いよ、笑)、このマンガで描いたエピソードのときは、たまたま前後の流れで私が友人に話をふってしまったため、予期せずして、自分も「夫のいいところ」を思い出すことになったのでした。

怒りのまっただなかにいると、なかなか自分1人の力では「いまや当たり前になってしまった家族のいい部分」は思い出せなかったりするので、まずは自分から周りに相手の話をふってみる、というのもひとつの手なのかもしれません。そういう話をふると、「じゃあそっちは?」となることは多いと思うので。

さて、あなたの家族のいいところはなんですか?(思い出せない人は、今かなり関係が行き詰まっているのかもしれませんよ~!)

というわけで、今回のまとめ。

一緒にいるだけでつかれる

相手のいいところを忘れていて(当たり前になっていて)、悪いところばかり目に付く状態になっているのかもしれないので、いちど「家族のいいところ」を思い出してみる。

 

次回は、家事育児分担などに大きくたちふさがる壁、「家事育児は女がやるものという思い込みにつかれる」についてガッツリ考えてみます!

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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