加熱式たばこ、3社激突「東京決戦」の行方

アイコス独走、JT、BATは追いつけるのか

アイコスを追う2社の戦略は?

利用者の囲い込みにも余念がない。6月にはメッセージアプリ大手のLINEと提携。アイコスを吸える場所の検索に加え、専門店の予約や問い合わせサービスを提供する。端末は1万円超と高価だが、長期の3000円引きキャンペーンを実施。マーケティングを担当するセドリック・クルセル氏は「価格差があってもアイコスを選んでもらえる」と自信を見せる。

一方、後発のプルーム・テックはアイコスと異なる特徴を訴求する。息を吸い込むだけですぐに起動し、「アイコスのようなにおいが出ない」(マーケティング&セールスグループの岩崎譲二氏)。4000円の低価格も強みだ。アイコス利用者の2台目需要も狙う。

3番手のグローは端末とバッテリーが一体化しており、アイコスではできない連続使用が可能だ。

グローの知名度を高めるべく、7月に東京と大阪に専門店を出し期間限定の体験スペースも大手町や秋葉原、大阪・難波に設置。マーケティング担当の上原奈美マネジャーは「専門の営業部門を新設した。3番手だが新しいカテゴリーなので挽回できる」と意気込む。

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