悪質!ネットで広がる「新手の詐欺」の実態 アマゾンのニセ出品に、有料サイト架空請求

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「この商品はAmazon.co.jpが販売、発送します。」と記載があれば安心だ

だが、これには救済策が。商品不着のとき、Amazonに申請すれば、30万円以内ならおカネが戻ってくる。

一方、激安販売などを謳うショッピングサイトで引っかかった場合、商品が届かないか、偽物が届くかでおカネが戻る見込みはまずない。サイトの画面は大手サイトを模したものもあるから要注意だという。

「要は、ネットで安く買おうと思わないことです。新品は基本的には値段が横並び。異常な割引率は疑って」

怪しいショッピングサイトを見抜く方法

ほかに怪しいショッピングサイトを見抜く方法は、以下を参考にしてほしい。

【こんなショッピングサイトに要注意】
1 正規の新品価格に比べて明らかに安すぎる
2 会社情報に電話番号の記載がない
3 利用規約やメールの日本語に違和感がある
4 銀行振り込みでの支払いを求められる
5 振込先が企業名でなく個人名や外国人名

 

「アカウントが乗っ取られる原因として、個人情報やパスワードの管理が甘すぎる人が多いです。パスワードは10ケタ以上の英数字を組み合わせ、2か所以上で使い回さないこと。パソコンは有料のウイルス対策ソフトを入れると安心です

魑魅魍魎(ちみもうりょう)が潜むネット社会、どんなに自衛してもしすぎることはないのだ。

教えてくれたひと

三上洋さん◎ITジャーナリスト。セキュリティー(詐欺、ネット事件などへの安全対策)などを専門とし読売オンライン「サイバー護身術」での連載ほかテレビ出演多数
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