高須院長と人気漫画家が事実婚を選んだ理由 再婚同士の熟年夫婦の知られざる固い絆
この出来事は、西原さんにとって、“興味深い友人”でしかなかった高須院長への印象を、劇的に変化させた。
「尊敬できる方だなって非常に思いました。彼は人としてすばらしい方です」(西原さん)
そして西原さんが元夫を失ってから3年後……、今度は、高須院長が最愛の妻と母を立て続けに失った。
「何もかも同時にポコポコ来られると、立ち直れなくなりますよ」(高須院長)
互いの窮地を支え合った2人は、2012年に交際をスタート! 週に3日だけ、2人の時を過ごす、別居婚夫婦となった。
「今日あったことをしゃべる。ただしゃべって、くだらない事を言うだけが、すごい幸せでうれしいですね」(西原さん)
ちなみに、それぞれの子どもたちは、2人の関係を、どう思っているのか?
高須院長の次男、医師である久弥さんは……
「うさんくさい漫画家がおカネ目当てに近づいたと、最初は思ったけど、ちゃんとした漫画家の先生だったので安心しました。このまま独居老人となって寂しい生活を送るという事が考えられたので、それを考えると、パートナーが見つかってよかったなっていうのはあります」(久弥さん)
一方、大学生になった西原さんのご長男は
「幸せそうだしいいかなって」(長男)
子どもたちは、2人の関係に賛成している様子。では、高須院長と西原さんに籍を入れるという選択肢はなかったのか?
「必要がない。わずらわしいものしかないし。私には私の人生があるし、私も自分の子どもと一緒に歳を取りたいですから」(西原さん)
「僕たちは心のつながりのほうが重要だと思ってるんで形式にこだわらないだけです」(高須院長)
形式にこだわらない高須院長が遺言状を残すワケ
2人の気持ちは一致し、固い絆で結ばれていた。形式にこだわらない、という2人だが、実は夫が妻のために書いた遺言状があるという。
そこには、西原さんに相続してほしいモノが2つ記されている。それは高須院長の愛車「オロチ」と、東京都内のゴルフ場の会員権。なぜ、この2つなのか。
「私、車の免許を持ってないのに『オロチ』でしょ? 女性は会員になれないゴルフ倶楽部の会員権……ぜんぜん使えないですよ~……」(西原さん)
そう、コレは、形式にこだわらない妻に、あえて使い道のないモノを残そう、という夫なりのシャレ。
「腹は立つんですけど、プッて笑っちゃうのね。迷惑なんだけど、でも何かかわいいなと思って」(西原さん)
52歳と72歳の熟年事実婚夫婦。そこにはこの2人だからこそたどり着いた、幸せな夫婦のカタチがあった。
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