閉塞経済-金融資本主義のゆくえ 金子勝著

閉塞経済-金融資本主義のゆくえ 金子勝著

市場を重視して政府の規制は二次的な「新古典派総合」が、現代の経済理論の主流。それを「根底から疑わなければならない」とする経済学者による新経済学試論。

金融市場が過度に肥大した今の「金融資本主義」経済の下では、サブプライム問題のようなバブルの破裂は必然的に起こる。しかし、経済学はバブル繰り返しの病理解明や市場の規律に役立たず、危険な投機を助長。また「構造改革」と「規制緩和」が日本で追求されたものの、新たな成長分野を育てずに格差と社会混乱を生んだだけ。そして、閉塞を抜け出すためには、平等や正義を重視する新たな経済学の構築を呼びかける。それは「異端にこそ真理」があるとして「分配」に注目。

ちくま新書 714円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • 就職四季報プラスワン
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
電池開発でノーベル化学賞<br>吉野彰氏が示した「危機感」

受賞会見とともに、リチウムイオン電池の開発の歴史と当事者の労苦を振り返る。世界の先頭を走ってきた日本も、今後および次世代型の市場では優位性が脅かされつつある。吉野氏率いる全固体電池開発プロジェクトに巻き返しの期待がかかる。