特急「リバティ」運行初日の夜に乗車してみた

東武期待の新型列車、通勤時間帯の状況は?

新登場したリバティの勇姿(撮影:目黒義浩)
鉄道ジャーナル社の協力を得て、『鉄道ジャーナル』2017年7月号「東武特急リバティ発進」を再構成した記事を掲載します。

東武鉄道の今回のダイヤ改正は500系リバティの登場を柱とするが、長距離列車の体系が大きく変化した。浅草~日光・鬼怒川方面を結ぶ一般列車の快速や区間快速が全廃され、実質的にそれが特急リバティに生まれ変わったのである。500系は3両編成8本が投入され、平日は下り12本、上り7本、土休日は下り11本、上り8本(本数は都心側で集計。うち平日下り1本は野田線内列車)に充当されている。下りの本数が多いのは、夕・夜間の通勤特急に使用するため(復路は回送)である。

特急の本数が大きく増えた

この500系が加わったことで、従来は浅草発7時30分が特急の始発時刻だったが、その前に2本の特急が設定され始発が6時30分に繰り上がった。快速との比較では速達化の分、10分繰り下げとなっている。

また、従来の特急体系は鬼怒川線系統の「きぬ」が本数的に圧倒的優勢で、下り東武日光行き「けごん」は朝2本(うち1本は季節運転)、夜2本に過ぎず、土休日運転の「きりふり」を入れても計5本と少数だった。それがリバティの特徴である併結運転によって、平日11本、土休日14本(「きりふり」を含む)と大幅に増えた。車両運用の再編により100系スペーシアで運転する「けごん」(夜間の新栃木行きを除く)も平日5本、土休日6本となり、日中帯の設定が増えた。反面、鬼怒川線系統は土休日の「ゆのさと」や「スカイツリートレイン」を含め16本が13本へと、若干減った。

野岩鉄道や会津鉄道への特急直通化もエポックだ。かつて急行「南会津」があったが2005年に廃止され、以来、快速と普通のみになっていた(登山、スキー客用の夜行を除く)。それが、「リバティ会津」として4往復が会津田島まで乗り入れることになった。特急の看板が持つ意味は大きい。

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