仏大統領夫人「25歳年上の元演劇教師」の正体 夫への指導は今後も続く

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「彼(マクロン氏)は2017年の大統領選に出馬する必要がある。なぜなら2022年までに彼が直面する問題は私の顔だから」と、ニコラス・プリセット著「Emma­nuel Macron en marche vers l’Élysée」のなかで、ブリジットさんは友人にこう話している。

ブリジットさんは1953年4月13日、フランス北部アミアンで、6人きょうだいの末っ子として生まれた。チョコレート会社を営む裕福な家庭に育った彼女は、最初の結婚で銀行家と結婚し、3人の子をもうけた。

脚本を共同執筆

1993年、ブリジットさんがフランス語と演劇を教えていたアミアンの高校で、マクロン氏は彼女の指導の下、演劇を学んだ。翌年、2人は脚本を共同執筆した。

「徐々に私は、この若き少年の知性に完全に魅せられていった」と、ブリジットさんは「フランス3」に語っている。

2人の関係をめぐるうわさが立ち始め、マクロン氏はアミアンを離れ、エリート養成校であるパリのアンリ4世高等学校で高校最後の1年を過ごした。

マクロン氏の伝記作家によると、マクロン氏はブリジットさんに「私から逃れることはできない。私は戻ってきてあなたと結婚する」と告げたという。

もし大統領に選ばれた場合、エリゼ宮におけるブリジットさんの役割はどうなるかを聞かれたマクロン氏は、就任後の数週間以内に、無報酬ではあるものの、正式な役割がファーストレディーのために設けられるよう提案し、その役割の定義について彼女は自分の意見を言うことができると語っていた。

「彼女は存在感を放ち、さまざまなことに影響力を持つだろう。これまでいつもそうであったように私のそばにいるが、公的な役割も担うことになる」

(Geert De Clercq記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

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