大阪城の外堀でトライアスロンができる理由

秀吉も驚愕!日本の公園はここまで変わった

徳川園のレストラン。当初は「ディナー3000円」の設定だったが、リニューアルしたことで 一気に客単価が跳ね上がった(写真提供:ゼットン)

でもそうじゃない。不便なところに人を呼び込むためには、ハイエンドを狙わないとダメなんです。タクシーや運転手付きの車で来るような人を狙っていかないと。結局コンペのときの売り上げ設定は1億5000万~2億円ほどでしたけど、いま僕らが売っているのは8億~9億円。想定を大きく上回っています。

公共施設を運営する民間事業者の「評価軸」が必要

野尻:名古屋市が民間の言い分を聞き入れて成功したという、いい事例ですよね。

稲本:ところが議会の中には「公共施設で金儲けしやがって」と批判的にとらえている人もいるんですよ。

馬場:徳川園が魅力あふれる日本庭園とハイエンドな飲食スポットとしてよみがえったことで、周辺の不動産価値も上昇しました。名古屋市から見ると、経済性の面でも公共性の面でもすべてプラスに転化しているわけです。であるならば、公共施設を運営する民間事業者をちゃんと評価する指標も必要ですよね。

木下:周辺の地価上昇率もその評価に入れたほうがいいですよね。最初に運営する事業者は苦労が多いけど、よくなり始めた施設を後から引き継いで運営するのは簡単。両者を同じ基準で評価するのは、フェアじゃない。従来の業者が運営を任されていた期間、周辺の不動産価格はどれくらい増減したのか。それを契約更新の際の事業者の評価として加味してあげる仕組みが絶対に必要です。

本記事は2月23日に行われた「第2回パブリック・アライアンス・トーク」のライブをもとに再構成したものの後編です。第3回は3月28日(火)に開催予定。詳しくはこちらをご覧ください(有料参加が可能です)。パブリック・アライアンスへのお問い合わせはこちら
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