エンジニアはプレミアム金曜日も帰れない 仕事時間として組み込まれてしまう

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2月24日から、月に1度早く退社をできる金曜日「プレミアムフライデー」が始まりました。実際には仕事を終えることはできず働き続けた方が多いと思います。

ぼへちゃんの会社も、そんな状況のようです。金曜の夕方だというのに、クライアントさんから、「提案書は今週末までにお願いします!」という依頼が入ってきました。

重要顧客だけに無視できない依頼なのですが、今週末って今日のこと。ぼへちゃん、なんだかクラクラしています。

当日のテレビのニュース番組では、早速活用した社員の方々が紹介されていましたが、早退できない人達はたくさんいるのです。

IT業界では、プロジェクトが山場を迎えていたりすると、休日出勤(休出)を余儀なくされるエンジニアも少なくありません。

プレミアムフライデーならぬプレミアム休出です。

そしてIT業界につきもののシステムメンテナンス業務。新機能のリリースやデータベースのメンテナンスなどは、たいてい皆さんがお休みの時に実施するので、金曜夜から作業ということも少なくありません。

事務仕事の人の中にもその恩恵に与れない人がいます。というのも、プレミアムフライデーに当たる金曜日は月末の金曜日。月末処理に追われる事務員さんたちの忙しい時期とちょうど重なるのです。

この状態が続くと良くありません。日本企業の長時間労働に歯止めをかけるきっかけというのであれば、休日出勤や残業があった分、ちゃんとお休みをとれるようにすることが重要です。繁忙期が乗り切れるように適正な人員配置をして、効率化を図る必要もあります。月末の金曜日だけでなく、毎日定時で帰れるようにするために日本の経営者が取り組むべき課題はたくさんあります。

ぼへぼへ 某エンジニア

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Bohebohe

とあるWeb企業で働くインフラエンジニア。販売、営業、OLなどを経て、エンジニアに転向。SIerからエンジニア人生を始めて、現在はWeb系で働く。ベテランかと思いきや、ぼへぼへとしてたら年数経ってただけの中の人。だんな君もエンジニア。

 

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