ライフネット・岩瀬大輔社長が語る「起業論」 ロジックと人の感情とで事業はできていく
様々なジャンルのフロントランナーを招き、キーワードを基にビジネスのヒントを聞く日テレNEWS24・デイリープラネット「飛躍のアルゴリズム」。今回は「ライフネット生命保険」岩瀬大輔・代表取締役社長。戦後初の独立系生保を立ち上げた際の苦労や、ハーバード大学院を上位5%の成績で卒業した頭脳と信念に迫る。
岩瀬氏は、1976年生まれの40歳。1998年、東京大学法学部を卒業(在学中に司法試験合格)。ボストンコンサルティンググループを経て、ハーバード大学経営大学院を上位5%の成績で卒業。その後、2006年にライフネット生命保険を設立、2013年に同社代表取締役社長に就任。
勉強が好きだったんですか?
――東大、司法試験合格、ハーバード、起業、上場と華々しい経歴ですが、本人からすれば「当たり前」という感じですか。
学生時代の話は、仕事をしているとあまり関係ないですね。でもビジネススクールでいろんなことを学んだんですけど、「本当の経営って全然違うんだな」って、日々悪戦苦闘しています。
――ビジネススクールで学んだことを、それで卒業して終わりじゃなくて、それを生かしていますね。
やっぱり学校の勉強と違って実業に役立てなければいけないので、そういった気持ちで10年前のことを思い出したりします。ホントに「あの時書いてあったのに、何でできないんだろう」ということを日々、自分に言い聞かせてます。
――ハーバードで上位5%の成績で卒業するというのは、「何でみんな逆にそうじゃないの」と思っているのか、それとも結構努力されてきたんですか。
何事も「トレードオフ」だと思っていて、みんなが友達をたくさん増やすのに、クラスのみんなと飲み会とか行ってる時間も、僕は「もっと勉強しよう」と思ってずっと勉強していましたし、時間の使い方ですかね。