セブン、独り勝ちの秘密 消費者もメーカーも引き寄せる力
3兆5084億円──セブン-イレブン・ジャパンのチェーン全店売上高(2012年度)は、小売業の中で群を抜く。イトーヨーカ堂やそごう・西武などを含めたセブン&アイグループ全体では、8兆5000億円(同)を超える。
国内で約1万5000店という圧倒的な店舗網を誇るセブン。日本一の販売量を誇る商品は数多くある。ほかにもソフトドリンクの年間販売本数26・3億本など、専用商品に限らずメーカーのNB(ナショナルブランド)商品を売る力も強大だ。
ある食品メーカーは「1店で1個ずつ売れたとしても、セブン全店なら約1万5000個。しかもセブンは本部のリーダーシップが強く、売ると決めたら末端の店舗まで伝わる」と、セブンの販売力を評価する。
近年は肌着などの衣料品や、シャンプーなどの日用品にまで品ぞろえの幅を広げており、スーパーに行かずとも、日常生活で使うもののほとんどをセブンで賄うことができるようになった。
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