不倫で起こっている「モテの確変」のリアル ブサメン、ロースペ男子がなぜモテる?

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「僕は姉が2人いて、女性の話に反論してはいけないし、意見をしてもいけないし、しかもオチがない場合が多く、ただじっと聞いていることが大切だと体験的に知っているんですよね。ボーっと話を聞いているだけで、相手がうっとりしてきて、誘ってくる。その後、5~6人の女性と深い関係を持ちましたが、“来るな”というタイミングはわかりますよ(笑)。僕ら世代の女性は、旦那さんや父親にバカにされたりして、傷ついている女性が多い。彼女たちの話を聞くだけで、恋愛対象になっているようです」

不倫に使えるおカネがないことを、正直に伝えているのも彼の特徴だ。

「息子が中学生だから、おカネがホントにかかっているので、自由に使えるおカネは月5万円ですよ。“おカネがない”とは言いませんが、見栄を張ってもしょうがないので、やんわりとそのことを伝えます。きっと女性側も現実がわかるんでしょうね。とはいえ男ですから(笑)、ホテル代は出します。しかし、食事などは女性が出してくれます」

表情が豊かで、がっついていない

本橋さんのほかにも、“モテの確変”を起こしている男性を観察していると、プッシュ型よりプル型の男性が多い。ちょっとブサメンでも表情が豊かでがっついていない。

不倫願望がある女性が勝手に「この人なら私にもいけそう」とか「私の話を聞いてくれる=大切にしてくれそう」と思い込み、アプローチしてくるのだ。

「明らかにヤバそうな人は、こちらから距離を置きます。エッチするのは、同窓会とか、子どもの幼稚園時代に気が合ったパパ同士の飲み会に来た女性とか、薄いつながりがある人のみ。ワンナイトのつもりで長い付き合いになるケースが多いですね。とはいえ、新鮮味が薄れる1年後くらいにフェードアウトしています」

われわれの従来の恋愛観では、不倫恋愛においても、プッシュ型のイケメン男性がモテると思い込んでいる。しかし、本当は本橋さんのようにプル型の非イケメン男性がモテ始めているのだ。

本連載では恋愛を楽しんでいる方からの情報をお待ちしております(詳細は個別に取材させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。

 

沢木 文 Writer&Editor

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さわき あや / Aya Sawaki

1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。
 

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