有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

新幹線からコンビニまで、JR西日本の今後 来島達夫社長が語る「戦略」と「経営課題」

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

――ドイツやフランスの高速鉄道はLCCや長距離バスに押されている。

新大阪―岡山間や岡山―広島間といった比較的距離の短い区間は、料金との兼ね合いで高速バスと競合する場面はあるが、長距離区間では高速バスとの競合は少ないのではないか。新幹線よりもむしろ在来線のほうで高速バスが脅威となっている。紀勢線を走る特急「くろしお」、京都と舞鶴方面を結ぶ特急「まいづる」などは、高速道路が整備されたのをきっかけに高速バスと競合している。

──ローカル線では島根県と広島県を結ぶ三江線を2018年に廃止すると国へ届け出た。赤字路線の廃止は今後も続くのか。

三江線以外に具体的な対象はない。鉄道としての維持を考えると三江線が最もシビアな路線だった。しかし、三江線に準ずる厳しいエリアも実際にあるので、そこをどうするかは考えなければならない。

──三江線は3年前の台風で被災・運休したが、JR西日本は翌年復旧・運転再開させた。そのまま廃止してもよかったのでは。

災害をきっかけに廃止するというのは、本来の交通網のあり方ではない。災害と利用者減による廃止は切り離して考えるべき。元に戻すべきものは戻したうえで、あらためてどのような交通手段がよいのか地元で議論してもらって、やめるべきものはやめるということだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数