マクドナルド、“化粧箱”入り新商品の狙い 単品1000円、「史上最高価格」また更新

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

既存店売上高プラス反転には、8月が勝負

夏場に向けては、8月の夏休み期間中は家族連れ客が増え、最も売り上げが増える書き入れ時。ここで踏ん張れなければ、通期で既存店売上高を前期比プラスに持ち込むのは難しくなる。

そのため、日本マクドナルドでは、新商品の投入に合わせて、サッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したテレビCMや、渋谷駅周辺での街頭広告、ノベルティの配布など大掛かりなキャンペーンを展開。さらに、6月下旬からはコーヒーフロートなどのデザート、7月から8月にかけても数種類の期間限定メニューを投入し、客を呼び込む方針だ。

今回の一連のキャンペーンには、原田社長も立案にかかわっている。原田社長が陣頭指揮をとるマーケティングキャンペーンは、2010年1月の「ビッグアメリカ」以来、実に3年半ぶり。

この夏の既存店売上高が、もくろみどおり盛り返せるのかどうか。マーケティングの達人といわれた原田社長の真価を掛けた、マクドナルドの熱い夏が始まる。

松浦 大 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まつうら ひろし / Hiroshi Matsuura

明治大学、同大学院を経て、2009年に入社。記者としてはいろいろ担当して、今はソフトウェアやサイバーセキュリティなどを担当(多分)。編集は『業界地図』がメイン。妻と娘、息子、オウムと暮らす。2020年に育休を約8カ月取った。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事