HIS、アンチLCCで「割安航空」に参入

国際チャーター活用、バンコクまで片道1万円

6月12日の会見で「今でしょ」ポーズを取る、HISの平林朗社長(左)、東進ハイスクールの林修講師(中)、AAAのハック・アザドゥル社長(右)

「いつ行くの」「今でしょ!」

「どこ行くの」「タイでしょ!」

林修・東進ハイスクール講師の当意即妙なプレゼンで紹介されたのは、格安旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が設立した新航空会社「アジア アトランティック エアラインズ(AAA)」。トリプルAの品質と世界を股にかけた航空ビジネスに向けて、今夏からバンコク便でテイクオフする。

国際チャーター航空で「格安」より「割安」

第1便のフライトは7月19日。成田空港とタイの首都バンコクの往復からスタートする。続いて7月27日に関西国際空港とバンコクを結ぶ便が就航。料金は、初便就航記念価格として片道1万円で、諸経費込みのため、燃油サーチャージはかからない。

日本人の旅行需要のピークである夏休みに合わせた運航であり、成田―バンコク便は9月29日まで、関空―バンコク便は9月27日まででいったん終了。その後はバンコクと、中国や韓国との間で運航する計画だ。

日本人には馴染みが薄いが、これは「国際チャーター航空会社」の手法だ。季節ごとに運航地域を猫の目のように変えることで、年間を通して常に高い搭乗率が確保できる。

国際チャーター航空会社はAAAが日本では初。アジアでもまだ多くないが、「アメリカでは市場全体の3割程度まで普及している」と、AAAのハック・アザドゥル社長は説明する。

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