30歳バツイチ女医は「カネと男」に困らない 東京カレンダー「新・婚活事情」<13>

焦りで駆け込んだ結婚は、間違いだった
綾香、30歳。女医、バツイチです。最近、約3年間の辛い結婚生活に、やっと終止符を打つことができました。私にとって元夫との結婚は、人生において、ただ間違いだったとしか、言いようがありません。27歳のとき、私はなぜか、ひどく結婚に焦っていました。
どうしてあんな精神状態に陥ったのか、自分でも理由がよく分かりません。数年どっぷりハマってしまった不倫のせいなのか、仲良しの女医グループに第一次結婚ブームが押し寄せたからなのか。それにしても、焦って結婚に踏み切るには、私はあまりに幼く、何の覚悟もしていませんでした。結婚は、「しなければならないもの」。当時の私は、本気でそう思っていたんです。
「正しい」と信じて結んだ結婚という契約は、実は、何の意味もないものでした。自分の選択が「間違い」だったと受け入れるのは、もしかしたら、医学部入試より、ずっと難しかったかも知れません。