高炉大手の実力、任天堂の低迷
時価総額2兆円を超えた鉄鋼最大手の新日鉄住金は0.9倍とライバルを上回った。高炉でPBRが低かったのは、同じく合併で新スタートを切った日新製鋼HDの0.47倍。時価総額889億円だった。次いでJFEホールディングスの0.71倍と、神戸製鋼所の0.72倍が並んだ。
任天堂も0.97倍とギリギリながら1倍割れを喫した。業績は低迷が続いたが、財務内容は良好。自己資本比率84.8%、流動比率は566%。手持ち資金も豊富なキャッシュリッチだ。5月22日に1万1220円と1万円を超えていた株価は6月7日、9300円に沈んだ。
ただ、急激に下げた株価は、戻りも早いといわれる。業績優良企業にとっては、PBR1倍割れは“異常株価”といっても過言ではない。株式相場が落ち着きを見せるとともに、早期に修正される可能性も高そうだ。(撮影:今 祥雄)
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