「自動運転で米国横断」、テスラは正気なのか イーロン・マスクの野望はまだまだ尽きない

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――新しい自動運転の機能はすぐにフルで使えるようになるのか。それとも機能が少しずつ追加されていくのか。

新しいハードウエアはシステムの調整に時間を要するため、最初の2~3カ月、つまり12月頃までは従来のオートパイロットの機能の一部が使えない。ただその後は2~3カ月ごとに自動運転機能のアップデートが繰り返し行われる予定だ。

車のあちらこちらにカメラが埋め込まれている

来年末までにはロサンゼルスの家からニューヨークのタイムズスクエアまで、ハンドルに指一つ触れずに自動運転で横断したい。もちろん駐車も自動だし、充電も自動だ。

――旧型のハードウエアに比べて、コストはどれくらい違うか。

今回の完全自動運転機能の場合は、約8000ドルにまで積み上がっている。一方で、旧型は3000ドルほどだった。

購入時のオプションは原則2つ

――完全自動運転以外のオプションはないのか。

車を購入するときには2つのオプションがある。8つのカメラを搭載した完全自動運転と、カメラを4つに絞った「エンハンスド・オートパイロット」だ。「エンハンスド」の場合は、従来のオートパイロットにカメラが3つ加わったものというイメージだ。高速道路上の自動運転が可能で車線変更や追い越しなどができる。

旧型のハードウエアを搭載した車も、ソフトウエアを更新することで改善は継続する。ただカメラは1つだけなので限界はある。

中川 雅博 東洋経済 記者

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なかがわ まさひろ / Masahiro Nakagawa

神奈川県生まれ。東京外国語大学外国語学部英語専攻卒。在学中にアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。2012年、東洋経済新報社入社。担当領域はIT・ネット、広告、スタートアップ。グーグルやアマゾン、マイクロソフトなど海外企業も取材。これまでの担当業界は航空、自動車、ロボット、工作機械など。長めの休暇が取れるたびに、友人が住む海外の国を旅するのが趣味。宇多田ヒカルの音楽をこよなく愛する。

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