「新型インプレッサ」でスバルはどう変わる? 社運を賭けた次世代モデルが担う重責
富士重工業(ブランド名:スバル)が23日、ニューヨークのオートショーで「新型インプレッサ」を世界初公開した。お披露目されたのは真っ赤なセダンとシルバーのハッチバック。インプレッサは2015年に北米で6万6000台を販売したモデルで、フォレスターやアウトバックなどの主力SUVに次ぐ販売規模をもっている。
車のクラス分けでいえば、インプレッサはCセグメントに分類される。世界的にも競合ひしめく人気セグメントで、VWのゴルフやホンダのシビック、トヨタのカローラといった各メーカーの代表車がライバルになる。
今後10年のスバルの命運を背負う
新型インプレッサは、従来のモデルチェンジとは比較にならないほどの重みを背負っている。2020年までの中期経営計画の中で、新型インプレッサは次世代モデルの第1弾に位置づけられており、その成否は今後10年のスバル全体の命運を占うといっても過言ではない。
新型インプレッサを皮切りに採用されるのが、新プラットホーム(車台)「スバルグローバルプラットホーム(SGP)」だ。富士重工業はSGPの導入により、比較的コンパクトなインプレッサからレガシィ、アウトバック、北米向けの3列シートSUVといった大きな車種まで、スポーツカーのBRZを除くすべての車種に1つの共通したプラットホームを採用する計画だ。
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