トヨタが1位奪還、純利益トップ200 13年3月期出揃う、黒字転換多数で下期円安の恩恵も

✎ 1〜 ✎ 40 ✎ 41 ✎ 42 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

苦戦した業種、回復する業種

有力ながらも、ランキングで目立たなかった業界はどこか。原発の停止により軒並み赤字となった電力業界はもちろん、中国での供給過剰などから市況が悪化しマージン縮小に苦しんだ鉄鋼などだ。鉄鋼は、最大手の新日鉄住金が大規模な減損で大幅赤字に沈んだことで、業界全体としては赤字となってしまった。この鉄鋼の不振のあおりを受けたのが海運業界。主力のバラ積み船で鉄鉱石などの輸送が縮小、海運市況が急落した。新船投入も裏目に出て大幅な赤字に陥った。

もちろん、テレビの不振がきつかった電気機器も連続赤字だった。パナソニックはAV機器中心に振るわないながらも1609億円の営業黒字を出したがのれん減損など重く7542億円の赤字。シャープは営業段階から赤字で、最終は5453億円の赤字と、巨額の赤字に沈んだ。

東洋経済は「会社四季報」夏号(6月14日発売)で、全上場企業の今年度・来年度の業績予想を掲載している。今回のランキングと併せて、今後のトレンドを占う参考となるので、ぜひお読みいただきたい。

(撮影:風間 仁一郎)

山内 哲夫 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまうち てつお / Tetsuo Yamauchi

SI、クラウドサービスなどの業界を担当。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事