鉄道役員「報酬と出身大学」はこうなっている 平均報酬6000万円超のトップはどの会社?

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有価証券報告書には役員のプロフィールも記載されている。そこで役員の年齢構成を調べてみた。60歳代以上の役員比率がもっとも高いのは富士急行で88%。70歳以上が7人、60歳代が7人、50歳代が2人で役員の平均年齢は70.0歳だった。JR東海がそれに続き、60歳代以上の役員比率が86%。70歳以上が5人、60歳代が13人、50歳代が3人で平均年齢は65.3歳だった。

役員の平均年齢が最も若いのは京成

逆に役員の年齢構成がもっとも若いのは京成電鉄で平均58.4歳。60歳以上の役員比率は35%で、70歳以上の役員は1人しかいない。60歳代が6人、50歳代が11人。40歳代の役員が2人いるというのは特筆すべきだろう。ちなみに上場企業全役員の平均年齢は60.5歳。これを下回る鉄道会社は京成電鉄と京福電鉄(58.7歳)のみだ。鉄道会社の役員は上場企業平均よりも総じて年齢が高い。

小社刊「役員四季報」では、上場企業役員の出身大学についても調べている。有価証券報告書には掲載されていないので、同誌独自調査である。非開示のJR東日本、富士急行、秩父鉄道、阪急阪神ホールディングス、および非上場で調査対象外のJR九州および東京メトロを除く各社について調べたところ、鉄道会社によって明らかな違いが出た。

JR東海は役員20人中、16人が東京大出身。JR西日本は16人中、東大卒7人、京都大、早稲田大、一橋大が各2人、立命館大、同志社大、大阪大が各1人となっている。

では私鉄を含む鉄道会社役員を出身大学別に集計するとどうなるだろうか。JR東日本などいくつかの鉄道会社が非開示ということを前提にランキングを集計してみたところ、1位は東大の47人。2位は早大が43人で東大に肉薄。3位は慶大33人、4位は京大19人、5位は中大14人という結果になった。

次ページ以降、鉄道会社ごとに役員の出身大学をまとめた表を掲載する。

次ページJRおよび関東大手私鉄の役員の出身大学
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