日経平均は値動き激しく小幅続伸止まり
市場エネルギー強いが先物主導で乱高下
業種別に見ると、東証33業種のうち25業種で値上がり。トップは上昇率8.33%の電気・ガス。以下、保険、金属と続いた。値下がりは8業種で、ワーストは下落率1.07%の鉄鋼。以下、紙・パルプ、石油と続いた。東証1部の値上がり銘柄数は1288(全体の75.1%)、値下がり銘柄数は342(19.9%)、82銘柄が変わらずだった。
ユニクロが相場の重し
個別銘柄でみると、東証1部の値上がり率トップは丸栄で42%上昇しストップ高。続いて35%上昇の群栄化学工業が同じくストップ高。個人投資家は、儲かる銘柄となると買いが集中する傾向があり、小型株中心に上昇した。また、北海道電力が泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働を1~3号機同時に申請する方針と伝えられ、電力株が軒並み上昇。一方、東証1部の値下がり率トップはアインファーマシーズ。続いてマネーパートナーズグループ。主力株ではファーストリテイリング、ファナックなどの下げが相場の重しとなった。
今後の相場を占うポイントは、為替動向や、先物、長期金利の動き。テクニカル指標でも過熱感が出ていない現状から、市場関係者の間には「米国景気回復に伴う国内企業業績の回復期待、アベノミクスの成長戦略、市場の高水準のエネルギーといった要因から、徐々に明るさが戻ってくるのでは」(大手証券)との声も聞かれる。
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