ゆず塩ら~めん、食べてわかったスゴイ実力 道の駅グルメ「初代王者」は何が凄いのか
行列のできるラーメン屋は、全国にあるだろう。しかし、1時間以上も待つ「道の駅のラーメン屋」は、栃木県の道の駅もてぎに店を構える十石屋ぐらいではないか。
今年9月24日、25日、京都府京丹後市で開催された第1回全国道の駅グルメ日本一決定戦「道-1グランプリ」。多数の応募の中から書類審査を経て、全国から集った20の道の駅が自慢の味を競い、来場者による投票でグランプリに輝いたのが十石屋の「ゆず塩ら~めん」(640円)だ。
茂木町産のゆず皮、ゆず果汁を使い、サッパリとした酸味が塩味と絶妙に絡むゆず塩ら~めんは、2012年2月に販売開始。あえてチャーシューなどの肉を入れず、地元の野菜たっぷりのヘルシーさが受け、同年に女性誌の「東京から日帰りできる道の駅グルメランキング」で1位に輝いた。それ以来の人気商品で、多い日には1日200杯を超える売り上げがあった。
しかし、「道-1グランプリ」に臨むにあたり、十石屋リーダーの北上誠さんは「自信はなかった」と振り返る。
「来場者は関西の方がほとんどですし、完全アウェイの京都でおいしいと思ってもらえるか不安でした。2日間で1200杯が売れましたが、杯数や個数ではもっと販売していたお店もあったので、来場者の投票で1位になったと聞いて、本当に驚きましたね」
開店1時間前の朝8時から行列
「道-1グランプリ」はメディアの注目度も高く、初代グランプリの報が全国に流れて以降、十石屋には「ゆず塩ら〜めん」を求める客が押し寄せている。休日には開店1時間前の朝8時から行列ができ、夕方まで波が途切れない。
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