ニッポンの筆記具、「逆風下」で稼ぐ秘訣

パイロットと三菱鉛筆が過去最高益うかがう

さらもここにきて、海外で日本メーカーの飛躍のカギとなる商品もあらわれようとしている。現在、日本では定番商品としての地位を確立した低粘度油性ボールペンだ。「アクロボール」(パイロット)や「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)などが有名だが、パイロットは今年、米国で同商品の販売を開始する。

なめらかさが水性やゲルインキに劣ると、海外では敬遠されてきた油性ペンだが、油性は耐水性、耐久性に優れている利点を持つ。そこになめらかに書ける油性ペンが認知されれば、広く受け入れられる余地は十分にありそうだ。しかも、低粘度ボールペンは、パイロットや三菱鉛筆以外の国内メーカーも積極的に開発してきた分野。海外でヒットすれば、ふたたび日本の筆記具産業がふたたび拡大する起爆剤になるかもしれない。

(撮影:尾形 文繁)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 最新の週刊東洋経済
  • カラダとおカネのよもやま話
  • 中学受験のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『0から1をつくる』を書いた<br>カーリング本橋麻里氏に聞く

カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。