すかいらーくの改革、切り札はマックOB 

人材をかき集めるすかいらーくと流出するマック

ファミリーレストラン最大手すかいらーくが動き出した。

今春、主力業態のガストでメニューの総数を3割削減。今後はメニューブックの改訂頻度を従来の半分以下の年4回に減らす。メニューを選びやすくすることや、定番品の強化が狙いだ。

こうした政策転換の背景にあるのが、今年1月に会長に就任したラルフ・アルバレス氏の存在。2006年から09年まで米マクドナルドコーポレーションの社長兼COOを務めた経歴を持ち、店舗運営の専門家として知られる。現在は月に2週間ほど日本に滞在し、メニューの絞り込みや店舗運営の見直しを指導する。

すかいらーくは06年に野村証券系の投資ファンドと創業家がMBO(経営陣による自社買収)を実施、経営再建に取り組んだ。が、業績悪化で08年に創業者の一人である社長が解任された。11年10月には野村が米投資ファンドのベインキャピタルへ売却した。

ベインの傘下に入った直後こそ子供向けのキッズプレートを39円で提供するなど低価格攻勢を仕掛け、12年3月には子会社だった小僧寿しを売却した。その後は目立った話題のなかったすかいらーくが、久々に注目を集めたのがアルバレス氏の会長就任だった。

次ページマックは人材流出が続く
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
  • 就職四季報プラスワン
  • 映画界のキーパーソンに直撃
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
電池開発でノーベル化学賞<br>吉野彰氏が示した「危機感」

受賞会見とともに、リチウムイオン電池の開発の歴史と当事者の労苦を振り返る。世界の先頭を走ってきた日本も、今後および次世代型の市場では優位性が脅かされつつある。吉野氏率いる全固体電池開発プロジェクトに巻き返しの期待がかかる。