読む本でバレる「一生、成長しない人」の3欠点

「二流の読書で、バカになる人」も大勢います

もうひとつ、読む本でバレるのは、あなたに「幅広い教養」があるかどうかだ。

【3】「守備範囲」が広く、「幅広い教養」があるか

たしかに、普通のビジネスパーソンなら、「仕事で必要な知識」を身につけるために本を読むことはあるだろう(三流の人になると、それさえもせず「ネットで調べてわかった気になるだけ」か、ネットにしか活動場所のない”似非学者”および”二流評論家”に瞬く間に洗脳される人も多いのかもしれないが)。

このような「三流の人」の特徴は、「自分の仕事や専門分野以外の話」になると、まるでトンチンカンなことをいい、まさに平均以下、ワイドショーレベルの話しかできないことだ。

そういう「守備範囲が狭く、教養がない三流の人」は、いわゆるエリート業界で働く人の中にも驚くほど多い

ペルーに住んでいる私の友人に、大変な読書家で、欧州の某首脳のスピーチライターを務めていた男がいる。彼は、まわりのコンサルタントや金融機関の友人をさして「彼らは自分の仕事のフィールドの実務的知識は立派だが、その他の分野になると何も知らないし、勉強している気配もない」といつも残念がっているが、この”教養なきエリート現象”は国際的・普遍的に起こっていることなのだ。

「他人の土俵」で相撲をとれますか?

それに対して一流の人ほど、たとえ会話や議論が多岐にわたろうとも、どの話題についても鋭い見識を披露するものである。

この差は「思考力」「コミュニケーション能力」「基本的な品性」という、いわばその人の頭脳のOSが一流なのか、それともこのOSの部分は二流、三流で、たまたま自分がマニアックに突き詰めてきた狭い得意分野の知識だけが一流なのかの違いに由来するのだろう。

私の尊敬する金融業界の大物は「他人の土俵で相撲をとれるようになれ」と常日頃からおっしゃる。これは専門分野や仕事だけに没頭していると視野と世界が小さくなることへの戒めでもある。

別にすべての土俵で白鵬関を目指さなくてもいいが、誰相手にもそこそこの取り組みをする殊勲賞くらい狙いたいものである。そして、「あの人、誰の土俵でも前頭三枚目くらいの活躍は見せるよね」と言われるようにならなければならない。

くれぐれも自分の仕事分野の話しかできない「専門バカ」、周囲から広い教養がないことを笑われているが本人だけがそれを知らない「裸の王様」、そして自分の専門分野に閉じこもって空威張りする「オヤマの大将」になってはいけない。

特定分野に特化した知性ではなく、幅広い教養や人間としての品性を読書によって磨くことが、一流の政治家にとってもビジネスパーソンにとっても重要なのだ。

次ページでは「一流の読書」の秘訣は?
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