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日本の持続的成長には「3本目の矢」が不可欠 シュヴァイツアー仏政府日本担当特別代表が語る

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――危機に陥った南欧諸国がドイツの基準を尊重しなければ、債務問題は終息しないのではないですか。

ドイツの成功は年間1500億ユーロに達する貿易黒字に依拠するものです。しかし、すべてのユーロ参加国が黒字を達成できるわけではありません。

フランスは約700億ユーロの赤字です。黒字ということは、労働力の海外輸出が可能であり、逆に赤字の場合には労働力を輸入していることを意味しています。つまり、フランスの失業者増の根底には貿易赤字があります。

赤字を減らすために最大限の努力は必要ですが、2国間の貿易で、ある国が黒字ならば、相手国は必ず赤字になる。ユーロ圏は域内の貿易不均衡という問題を抱えているのです。

――独仏関係の悪化が、債務危機解決の障害になるとの指摘があります。

両国の関係はうまくいっているときもあれば、そうでないときもある。欧州の発展や成功は両国の相互理解が前提になることを、フランスの大統領とドイツの首相はよくわかっています。(ユーロ安定には)両国の良好な関係だけでは十分ではありませんが、必要条件の1つといえるでしょう。

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