まるでハリウッド映画、情報を指で自在に 富士通研究所が新技術

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キーワードからさらに詳しい情報や動画が広がった

沖縄本島の地図上にまとめて情報を反映

小型プロジェクターに沖縄の観光パンフレットを置き、「チュラサンホテル」、「やんばるツアー」「シルービーチ」など、登録された情報が認識されると、キーワードをタップできるようになる。指先で「シルービーチ」を選択すると、関連した観光情報や動画が浮かび上がった。これらの情報は地図上にまとめて反映することもできる。

書類を指でスキャンし、スクラップできる
「グー」の形で3D上の画像を操作する

今度は書類を置いたところ。スキャンの設定にすれば、指一本でスキャン範囲を設定できる。データは即座に保存され、気になったものをすぐにスクラップできる。そのほか、よく使われる付箋メモなども一瞬でデータとして取り込むことが可能だ。拳を握ることで、3Dの画像を操作し、回転させることもできる。

汎用カメラにも実装が可能

今回発表された技術は試作段階のものだが、汎用のカメラにも実装できるため、保険など、パンフレットを使った窓口での説明や、会議で使用されるホワイトボードなど、さまざまな利用シーンが考えられるだろう。また、将来的に、富士通のパソコンやスマホ、タブレット端末に機能が加わる可能性も十分にありそうだ。

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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