まるでハリウッド映画、情報を指で自在に 富士通研究所が新技術
小型プロジェクターに沖縄の観光パンフレットを置き、「チュラサンホテル」、「やんばるツアー」「シルービーチ」など、登録された情報が認識されると、キーワードをタップできるようになる。指先で「シルービーチ」を選択すると、関連した観光情報や動画が浮かび上がった。これらの情報は地図上にまとめて反映することもできる。
今度は書類を置いたところ。スキャンの設定にすれば、指一本でスキャン範囲を設定できる。データは即座に保存され、気になったものをすぐにスクラップできる。そのほか、よく使われる付箋メモなども一瞬でデータとして取り込むことが可能だ。拳を握ることで、3Dの画像を操作し、回転させることもできる。
汎用カメラにも実装が可能
今回発表された技術は試作段階のものだが、汎用のカメラにも実装できるため、保険など、パンフレットを使った窓口での説明や、会議で使用されるホワイトボードなど、さまざまな利用シーンが考えられるだろう。また、将来的に、富士通のパソコンやスマホ、タブレット端末に機能が加わる可能性も十分にありそうだ。
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