コーヒーに全てを捧ぐ男のこだわりと寄り道

「至高の一杯」の裏には妥協のない努力がある

特別な一杯を届けるために込められたコーヒーハンターの思いとは?(写真 :kuro3 / PIXTA)
「コーヒーのためにできることはすべてやる」――世界中より厳選されたコーヒー豆から特別な一杯を届けるミカフェート代表の川島良彰さん。コーヒーハンターとして、世界中の農園を渡り歩き、まだ見ぬ豆を求めて今も地球を飛び回っています。エルサルバドルに留学し、コーヒーハンターとして活躍する以前の意外な「過去の寄り道」とは……。コーヒーをライフワークにしてきた川島さんの想いとともに、伺ってきました。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けします。

コーヒーハンターの豆一粒への愛情とこだわり

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

――(ミカフェートにて)挽きたての香ばしい香りに包まれています。

川島良彰氏(以下、川島氏):香りの正体はこの焙煎室で、ドイツのPROBAT社製が2台と日本製1台の焙煎機が稼働しています。毎年決まった契約農家から送られてくる豆でも、年によって作柄は違うので、最適な焙煎度合いを探るため、10通りぐらいをここで試しています。

カッピングルームでは、ライセンスを所有したスタッフが、その日に焙煎した全てのコーヒーをカッピング(焙煎度合いと味の確認)し、焙煎ごとのプロファイリングデータに結果をインプットし管理しています。私のテイスティングもこちらで行います。

焙煎の方法もその豆に最適なものにしています

ソーティング(欠点豆の排除)にもこだわっていて、農園で事前に選別されて送られてきた豆を、さらにこちらでブラックライトにあて、白みがかった未成熟の豆を、ハンドソーティング(手選別)により取り除きます。焙煎後も熟練のスタッフによって、もう一度ソーティングされます。ミカフェートの新入社員は皆、最初にこの過程を経験しています。

保存も大切で、元麻布にあるセラーもここの倉庫も、常に18℃に保たれています。ただ、輸送中に劣化をしてしまっては元も子もないので、輸送方法からこだわっています。普通は麻袋に入って輸入されてくるのですが、麻の匂いと油が、豆に移るのを防ぐために専用の内袋に入れるようにしています。また、うちの最高品種であるグラン クリュ カフェは空輸、その他の豆は、温度管理ができるコンテナを使用しています。これは、産地でできあがった品質を、同じ状態でお客様に届けるためには必須と考えているからです。

次ページ豆の一粒一粒を大事に
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激突! アサヒvs.キリン<br>「正反対」のビール戦略

2020年に豪州最大のビール会社を買収するアサヒグループHD。国内縮小を見越し「スーパードライ」集中でグローバル化を強化する。一方、キリンHDは化粧品・健康食品のファンケル買収などで多角化を推進。正反対の戦略の成否は? 両社トップに聞く。