LINE社長「陣取り合戦はほぼ終わった」

当面アジア4カ国に注力

 7月15日、LINEの出澤剛社長は上場会見で、「メッセンジャーの世界での陣取り合戦はほぼ終わった」との認識を示し、当面は月間アクティブユーザー数(MAU)が順調に伸びている日本と台湾、タイ、インドネシアの4カ国に注力する方針を示した。写真は都内で15日撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - LINE<3938.T>の出澤剛社長は15日の上場会見で、「メッセンジャーの世界での陣取り合戦はほぼ終わった」との認識を示し、当面は月間アクティブユーザー数(MAU)が順調に伸びている日本と台湾、タイ、インドネシアの4カ国に注力する方針を示した。

出澤社長は「開始当初は全世界をターゲットにしてきたが、2015年あたりに戦略を大きく転換した」と説明。「この状況の中で新しい国に展開していくのは成功確率が低い」との判断から、当面はトップシェアの日本、タイ、台湾と、トップを狙える位置にいるインドネシアの4カ国に注力していく姿勢を示した。

LINEの3月末のMAUは2億1800万人。4カ国以外が足を引っ張り全体では伸び悩みの傾向にあるが、4カ国は12月末から700万人増の1億5200万人と順調に拡大している。

出澤社長は「近い将来、われわれがやっているポータル型のLINEがあれば何でもできるようなサービスがニーズとしては強くなる」との見通しを示し、「そのタイミングまでに4カ国でスマートポータルを完成させる」と語った。「シェアが固まると非常に強固なモデルになるのがメッセンジャーの特徴だ。これは容易にリプレースできない」と述べ、先行きに自信を示した。

*内容を追加しました。

 

(志田義寧)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • コロナ後を生き抜く
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT