プリウスとフェラーリが闘うGTレースの魅力 ゴチャゴチャ言わずサーキットへ出かけよう
そんな賑やかな雰囲気に誘われるようにして、日本車メーカーでもニッサンがGT-Rを、レクサスがRCをGT300クラスに投入。
GT3車両ではないものの、同じGT300クラスにはスバルBRZ、トヨタ86、トヨタ・プリウス、さらにはロータス・エヴォーラなんて車種までエントリーしているのだから、これはサーキットに足を運ばないほうがもったいないというものである。
ただし、すでになんとなくお気づきのとおり、フェラーリ488GTBとプリウスが量産モデルのまま戦ったら、488GTBの圧勝に終わるに決まっている。でも、そうじゃない。
ゴチャゴチャ言わずに、たのしもう
勝敗が目に見えたレースが繰り返されても多くの人にとっては退屈なので、2000万円超えのスーパーカーと200万円台のエコカーにもそれなりにフェアな戦いができるよう、クルマの性能が加減されている。
つまり、パワフルなスーパーカーのエンジン出力を絞ったり、比較的小さな日本車がより素早くコーナーを駆け抜けられるように、いろいろな改造が認められたり、逆に制限が加えられたりしているのだ。
この辺を説明し始めると話はかなり長くなってしまうけれど、まあ、そんなの関係ないと割り切っていただいて全然構わない。とてもシンプルに、目の前を走り去るスーパーカーやプレミアムカーに声援を送り、その結果に一喜一憂する。それだけでもきっと十分に楽しい1日になるだろう。