「優秀なのに出世しない人」の不幸グセ4選 考え方を変えないと周りは認めてくれない

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優秀な大学院を卒業して大手IT企業で課長職に就く48歳、Aさんです。効率をいちばんに考えている仕事人間のAさんからすると、時間は宝物。自宅にいてもそうで、帰るとすぐに入浴、その後の夕飯にはビールが欠かせません。ビールの在庫が切れていると不満がすぐに声に出るし、夕飯の支度が整っていないと機嫌が悪くなるのでAさんの妻は彼の思いに沿うようにといつも気を使っています。

Aさんは“あるタイプ”の部下を育てるのが上手です。頭の回転が速く、何かを指示するとその先を見通して行動できる、自分と似たタイプの部下。反対に、時間にルーズで期限を守らない部下を見るとイライラしてしまいます。それがAさんの下に2カ月前配属となった部下Bさんでした。

思うように成長しないBさんにいらだったAさんは先日、あまりの要領の悪さにとうとう、激怒して大声で怒鳴ってしまいました。それから1週間。Bさんは無断欠勤をしています。実は初めてではありません。これまで3人のうつ病を自分の課から出しているのです。

Aさんは「なぜ、気持ちが弱くてすぐに休む部下ばかり来るのだろう?」と腹が立って仕方がありませんが、肝心なことに気づいていません、自分自身が「待てない上司」であるがゆえに部下が病んでいくことに。そして優秀な大学院を修了しているにもかかわらず48歳になっても課長職で昇進が止まっているのは、部長以上の役員たちが彼の能力については認めていても、マネジメント力は低いことを知っているからなのです。

対人過敏、自己否定であるCさんの場合

③対人過敏であり④自己否定の「不幸ぐせ」がある自営業の42歳独身男性Cさんのケースも紹介しましょう。

彼は2年前までサラリーマンでしたが、現在は店舗デザインのコンサルタントとして独立しています。彼の口から出る言葉は「不況だから儲からない」「僕のセンスがどうして伝わらないのか」「期限までに仕上げる自信がない」という不満や愚痴ばかり。

Cさんはお客の話を聞くのが営業だと思っているのでその持論のとおり、1日中ずっと誰かと会っていますが、売り上げ成績にはさっぱりつながっていません。セールスの場面も、ただの世間話をしているようにしか見えないのは、彼には自分という“軸”がないからです。相手のどこに自分が役立つのかを提案せず、相手が何を望んでいるのかを聴くだけで終わっています。

さらに料金や契約等の決めごとを明確に打ち出さないために、クロージングができずに成約に至らないパターンを繰り返しています。

Cさんは日頃から、他人から自分がどう評価されるのか、周りの噂が気になるため、つい“いい人”を演じてしまいあちらこちらで利用されてしまうタイプです。

会社組織ではないものの、こちらも「出世」しないタイプです。他にあなたの部下で何かを指示された時に、「はい!」と勢いよく返事をするもののその業務しかしていないという人がいたら、それは能動的に仕事をする気持ちのない②依存性タイプかもしれなません。

次ページでは、どのような考え方や行動をすればいいのか
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