原因不明の体調不良は一体なぜ起こるのか 整体・鍼灸治療のプロが指南する対処法
特に、振動覚に負担が掛かることで影響する平衡覚(三半規管)は乳児と同じハイハイ運動とともに発達します。乳児はハイハイが上達するに従って、三半規管も発達して平衡覚が完成されていきます。ハイハイ運動が上手になり、高這いができるようになる頃、三半規管は完成します。
「寝返り運動」、「正座ストレッチ」も有効
ほかにも有効な運動がいくつかあります。
① 寝返り運動
寝返りは2カ月の乳児に起こる反射を呼び起こすための運動です。反射を利用して、延髄から脳橋へ移行する脳刺激を促すために行います。まずは床に寝そべります。次に、手と足の形を作ります。そしてその形を保持したまま、ゆっくりと左右に寝返りを行います。勢いで左右に動くのではなく、ゆっくりと動かすことを意識します。
実際に行うと、動きやすい方向と動きにくい方向があると思います。これは体の癖です。寝返り運動を行う際は、あまり気にせず、ゆっくりと確実に左右で30回行います。
② 正座ストレッチ
ハイハイにより交差性パターンが確立されたら人はこれから2足歩行を行うための準備に入ります。人は、ハイハイからいきなり立ち上がるわけではありません。2本足で歩く前につかまり立ちをします。そのつかまり立ちの行為として、座位で行うエクササイズがお勧めです。正座から立ち上がる際の足の形を利用したストレッチです。
具体的には、つま先を立てて正座し、お尻に体重を乗せ、上体をゆっくり前後へ傾けます。この時、なるべくつま先が内側に入らないように注意するのがポイントです。つま先が内側に入るとお尻が開きます。お尻には尾てい骨(尾骨)があります。尾骨は体内圧のバランサーとなっており、また中心軸に影響が強い部分となります。この部分を開いてしまうと、エクササイズとしては逆効果となってしまいます。
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