「香港空港鉄道」の知られざる大成功の理由

改札なしで市内へ、無料シャトルバスも運行

香港国際空港と市内中心部を結ぶエアポートエクスプレス。利便性で高い評価を得ている(写真:line / PIXTA)

空港と市内中心部を結ぶ空港アクセスにおいて、世界中を飛び回るビジネスパーソンからの評価が総じて高いのが、香港国際空港と香港市内中心部を結ぶ「エアポートエクスプレス(機場快線)」だ。

現在の香港国際空港は市内中心部から約40キロ離れたランタオ島に1998年に建設された。「エアポートエクスプレス」は、空港開港と同時に開通。それ以前に使われていた市内中心部の旧啓徳(カイタック)空港に比べると距離が遠くなるため、空港が使いにくくなるのではないかと開港前は懸念された。

世界のビジネスパーソンが評価

だが、エアポートエクスプレスが空港から九龍サイドの九龍駅まで22分、香港島サイドの香港駅まで24分で結び、遅れもほとんどないことから、逆に渋滞も多かった旧空港よりも楽にアクセスできると評判となった。荷物が多い利用者にとっても負担にならないような工夫が随所に見られるのだ。

さらに、利用者から支持されたのは運転間隔だ。当初は12分間隔で運転されていたが、現在では10分間隔で、乗りたいときに待たずに乗れるのは利用者としてはありがたい。加えて、日本では早朝や深夜時間帯など利用者が少ない時間帯において運転間隔を広げて本数を減らす傾向にあるが、香港では始発から終電まで終日10分間隔で運転している。

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