三菱自動車は、9時24分、80円ストップ高買い気配まで上昇したが、買い株数が売り株数を大幅に上回っており値付かず。結局、そのまま80円ストップ高の575円で大引け一本値で取引成立。出来高は269万4400株。私の保有株は6000株で本日のストップ高水準で全株売り注文を出したが、大引け10分前に取り消した。信用売りの買い戻しと見られる買い注文が多く、明日も買い気配で始まる可能性が高いと判断した。
毎日、日証金の信用状況をチェックしていたが、貸借倍率が0.03倍と圧倒的に下がるとみて売っている人が多かった。逆日歩は0.05円と少ないが、5月11日速報では、差し引き348万1800株の株不足となっていた。売り注文を出した理由としては、575円はいい株価水準と判断したから。
報道では、日産は、2000億円で3割を保有し筆頭株主となるという。三菱自動車の現在発行済株式数(約10億株)からするとザッと4億株を発行することになるので、1株当たり500円で4億株新株発行し2000億円を調達すると読んだ。三菱自動車にとっては、日産の信用を担保にでき、更に2000億円の資金が入ってくるが、既存株主にとっては、4億株も発行済株式数が増えてしまい、1株当たりの価値が希薄化してしまう。それなので、日産が引き受ける500円を下回る可能性は低くなるものの、575円で売れるのであれば、売ってもいい価格だと判断したのだ。
日経平均は、67円高の1万6646円と4日続伸。23時58分、PTS(夜間取引)三菱自動車は43円高の618円で終了。出来高はPTSとしては多い269万2900株、明日の参考になりそうだ。
保有銘柄からうれしいサプライズ
【5月13日(金)】9時9分、三菱自動車が34円高の609円で寄り付き、寄り付きで6000株売り98万3093円の利益確定。買いは、4月26日に480円、4月27日に435円、420円と各2000株で計6000株。終値は10円安の565円。信用の売り方が、昨日ストップ高でも買い戻せなくて慌てており、本日8時の段階で1100万株の成り行き買い注文が入っていた。この注文が寄り付いたところで高値を付けると予想したことが的中したのだろう。投資家心理を読み取ることが大事だ。
塩ビ国内大手のトクヤマ(4043)が買い気配スタートで、9時18分、56円高の260円で保有株の2000株を売り、13万8827円の利益確定。買いは2015年9月24日に195円、9月29日に185円で各1000株。売り約定した1分後に80円ストップ高の284円を付けたが終値は、62円高の266円。日経新聞朝刊の記事が材料となったようだ。日経平均は、234円安の1万6412円と5日ぶり反落。
15時30分、優待目的保有のリゾートソリューション(5261)が決算発表。3月期末配当が2円増配の5円とうれしいサプライズ。今期配当も5円予想。10月1日から商号変更で「リソルホールディングス」となるそうだ。本日の終値は1円安の303円。
【5月14日(土)】午前3時、日経225先物は40円高の1万6380円。NYダウは、185ドル安の1万7535ドル。1ドル108.58円、1ユーロ122.78円。日経一面「消費増税先送り」と報道。
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