ソニー、「エレキ5年ぶり黒字化」でも残る心配

デバイス分野は赤字に転落

 4月28日、ソニーのの吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)は決算会見で、熊本地震の影響について「現時点ではまだ見積もることはできない」と述べ、5月24日に公表する方向で準備を進めていることを明らかにした。写真は都内で2015年4月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - ソニー<6758.T>の吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)は28日の決算会見で、熊本地震の影響について「現時点ではまだ見積もることはできない」と述べ、5月24日に公表する方向で準備を進めていることを明らかにした。

熊本工場が地震の影響で停止

同社は熊本工場(熊本県菊陽町)でイメージセンサーなどを生産しているが、地震の影響で生産設備等が損傷、生産を一時停止している。

吉田副社長は「生産停止が一定期間継続することにより、主にデバイス分野とイメージング・プロダクツ&ソリューション分野において多額の機会損失が生じる可能性がある」と指摘。また、この生産停止や一部サプライヤーの工場被災により、スマートフォンやゲームなど他の事業にも影響が及ぶ可能性があるとの認識を示した。

吉田副社長は「地震保険の保障額の上限は200億円だが、今回の地震によって生じる損失のすべてをカバーできない可能性がある」と語った。

同社は5月24日に業績予想を発表する予定で、「長期的な影響があるかどうかも精査して、24日にできるだけ答えられるように準備を進めたい」という。

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